アイルランド共和国 ダブリン 留学 EP2

 

Hiya, 今回は大学寮に入寮し、いよいよ授業が始まります。

 

私の大学寮は5人で一つのセクションで構成されており、私の寮はアイルランド人3人とフランス人1人と私でした。

 

私が寮についたのは夜で、まだ誰もきていませんでした。自分の部屋に大きなスーツケースを持って一人で入った時、今まで静寂と孤独感を感じたことを覚えています。初めての海外、日本人の殆どいない見知らぬ土地。。。私はワクワクと冒険心を胸にダブリンに来ましたが、この時初めて不安という感情で一杯になった。。。

 

初一人暮らしが海外、しかもほとんど情報のないアイルランド

 

夜6時、ご飯を自炊しなければならないため一人で暗い夜道を歩きスーパーへ向かいました。私は実家暮らしだったので自炊経験がありませんでした。スーパーに入った時、頭が空っぽになった。。何から買ったらいいのかわかりませんでした。この瞬間が留学中最も印象に残りました(笑) ひとり暮らししてる人の凄さを知った。一番困ったのは肉の種類です。Smorked, Unsmorked, mince, rasher.... アイルランドのハムベーコンって生で食べれるの?卵は?

 

英語の前に常識を学んでおくべきだったと痛感、そして明るく光る蛍光灯の下でわからないことを黙々とスマートフォンで調べながら、結果的に買ったのはひき肉とオリーブオイルだけ。肉を焼いて食べるというディスカバリーチャンネル的なソリューションしか頭に浮かばなかった(笑)

「まずは生活を安定させないとダメだ」と、帰りの夜道に私は呪文のように何度も心の中で言っていた。。。

 

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とりあえずホストファミリーから貰っていたパスタとトマトとか使って生成したパスタ。全然美味しくない。



寮に戻るとルームメイト全員と会うことができました。特に問題児は居なかったので安心。私は特にフランス人のAlexと仲良くなりました。彼はネットゲーム好きの大人しい子でしたが、話しかけるとおしゃべりになるタイプでした。私と同じいわゆるマイルド陰キャ(?)

 

授業開始

 

私は主に英語の授業2つと異文化コミュニケーション、アイルランドの歴史、アメリカ政治、国際関係論の合計6つの授業を取りました。

 

特にキツかったのはアメリカ政治の授業(正直思い出したくもない。。。)で、なんとディベートに参加しなくてはなりません(まだ英語に慣れてないのに、そもそもシンプルに内容がむずい。。)最悪なことに初戦のグループに割り当てられました。

グループメンバーは、ベルギー人、ハンガリー人、アイルランド人と私の4人。ディベート当日までに行った活動は、毎週2回ほど集まってディベートの準備、そしてGoogle Driveを利用し戦略ドラフトの作成を行いました。私は英語に問題を抱えていて、準備の段階で遅れをとっていたものの、私は大学のゼミでディベートを行っていたことから、準備の仕方や戦い方は分かっていた(戦略ドラフト作成は得意だった)。みんなが何を言っているか分からなかったけど、戦略ドラフト作成や押さえておくべきポイントは分かっていたためチームの力になれていたという圧倒的耐えを見せる(笑)

 

ディベート当日は事実上原稿を読むだけでことが進んだため一安心。学術的に学べたことはほとんどなかった(笑)けど、ヨーロッパの学生と日本の学生の違いを学べたと思う。

 

ヨーロッパの学生はとにかく英語がうまい。ハンガリー人に関してはネイティブの領域に入っていたと思う。その人曰く、ヨーロッパの言語はアルファベットが使われているから、言語的な距離が短い。つまり彼らにとって英語は比較的簡単に会得できるみたい(ずるい)

 

あと日本の学生に比べてヨーロッパの学生はやる気があるということ。授業中率先して手をあげて質問するし、ディベートの準備とか日本だとかなりテキトーに済ます学生が多い中、こっちの学生は思慮深く取り組んでいた。理由を個人的に推察すると、よくも悪くも周りに流されないという文化があるからかもしれない。日本だとみんなが大学行くから自分も行くという思考回路になる人が多いと思う。でも欧州は学びたいから大学へ行くという感じな気がする(アバウト)。 実際に60過ぎてから大学に入って授業を受けている方が一定数いた。

 

大学は「世界中の教養が集まる場所」という風に定義するとそれは驚くべきことではないのかも。

 

アイルランドの歴史の授業は正直チョロい。。。先生がずっと関係ない話を永遠と喋り続けて終わるという虚無の授業。アイルランド人はおしゃべりで人の話を聞かないというステレオタイプがあるけれど、まさにそれだった。。。

 

さらに問題だったのは日本人がなぜか異様に多かった。。。多分全体の30パーセントは日本人だったと思う(何で?)。留学する際にできるだけ日本人と関わらないスタンスを取ると決めていたため、絶妙な距離感を維持するのが大変だった。。。

 

この授業の肝はアイルランドの歴史、経済、移民などの社会問題についてプレゼンするという課題があり、私のチームは移民と経済の関連性について発表することに。私はスイス人と中国人、日本人で構成されるチームに割り当てられ、私はemigrationというテーマをスイス人と日本人の3人で担当した。

 

このプレゼン自体は特に目新しいことはなかったため割愛します(笑)。しかし学びになったのはこのプレゼンの後でした。それはプレゼンで友達になったはずのスイス人がいきなりアンフレンドリーになるというスイス人の特性(笑)

 

異文化コミュニケーションの授業でスイス人グループがスイス人の特性についてプレゼンしたのをその時思い出しました。スイス人はフレンドリーではなくソーシャルディスタンスがとても広いということ。

 

プレゼン終わってから一気にアンフレンドリーになる、これがビジネス上の関係なのか。。。

 

他の授業はレクチャー形式で特に言及することもなくと言った感じでした(というか前期に関しては記憶が薄れかけている)

 

日本人との距離感

留学生の永遠のテーマとして、日本人とは距離を置くべきなのか否かという論争があります。

私個人の意見としては、「無理しない程度に距離を置く」というのが最適解な気がした。留学中日本だけでなく、他の留学生も同じ国籍で固まる現象が多いように感じました。フランス人の友人にこのことを話すと、やはり同じ国籍で固まる人タイプと意識的に他の国籍の人と絡むようにするタイプがいるみたい。

せっかく留学しているのだから、同じ国籍の人といるより他の留学生と交流するのがいいのは正しいと思う。ただ無理に日本人を避ける行為はお勧めしません(嫌なやつに見られそう)。

私は自分から日本人に話すということと、近くの席に座るということを避けていました(これ以上何かすると倫理的にまずい気がする)。私はこのやり方でバランスのいい留学生活を送れたので参考にしてみてください。

 

PS 写真が少ないことに気づく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイルランド共和国 ダブリン留学 EP1

 Hiya(ホストファミリーがよく言っていた挨拶)、2019年9月から2セメスター、アイルランド共和国ダブリンに留学していました。

 

 留学中経験してきたことを大雑把にメモしていましたが、他の留学生が中々経験できないトラブルや学びが多かったので、自分の経験したことをブログにして書いてみようと思います。帰国してから時間が少し経っているので特に印象に残った経験やメモにあることを中心に書きます。暇つぶし感覚で読んでもらえれば嬉しいです。

 

 今回はEP1ということで、留学プログラム内容とダブリンに足を踏み入れた最初の2週間について書きますね。

 

 私の参加した留学プログラムは2週間ホームステイした後、大学で2セメスター授業を受けるというものでした。通常2週間のホームステイ期間はありませんが、私の大学は現地大学と特別な協定を結んでおり、大学の授業が始まるまでホームステイと語学の授業を受けさせてくれました。

 

ダブリン到着と初ホームステイ

 

ダブリンには午後1時に到着、ホストファミリーのRoseさんがお迎えしてくださり、車で彼らの家に行きました。

 

 ホストファミリーの家族構成はマザーのRoseさん、ファザーのJohnさん、息子のSteveくん(大学4年)、Shoneくん(ファストフード店勤務)、そしてSteveの彼女Fee(イギリス人)さんが住んでいました。

 

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こんな感じとところに住んでました(一応特定を避けるため、似たような風景を探して撮った写真)

ホームステイ期間は特に目新しい出来事は.....ありませんでした。(ないんかい!)

アイルランドのご飯は美味しくないと聞いていましたが、私のホストファミリーは、パスタや煮込んだシャケなど、アイリッシュミールは出ませんでした。日本人が毎日和食を食べてないのと同じなのかな

 

しかしアイルランドの生活、文化を肌で感じることがいくつかありました。

 

  1つ目は紅茶をよく飲むということ。調べてみると紅茶消費量はイギリスより多いらしく世界的にも1位2位を争うほど(データによって違うけど、どのリサーチでも大体TOP3には入ってる)。ホストファミリーは1日に4,5 杯飲んでました。後に入る大学寮のルームメイトのアイルランド人もその位飲んでいたので4cups per a dayは標準なのかも。 

 

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私も無事ティーホリックになる。

 

 2つ目はアイルランドアクセント(留学中ずっと私を苦しめた....)。結論から言うと、とてつもなく聞き辛く喋るのが早い!

 私の感覚で言うと、彼らはaeをoと発音しているように思いました(ホントにそうかはあやふやです。あくまで私の感覚)。例えばBut(バット)は「ボット」、Dublin(ダブリン)は「ドブリン」といった感じ。

 あと語尾を上げている方が多かった印象があります。これはブログで表現できないのでYoutubeで調べてみてください。私の好きなアイルランドのコメディアン「Foil Arm and Hog」がおすすめです。

 

アイルランドの天気

 

イギリス同様、雨の日ばかりです。今晴れていても10分後は雨というのもザラで、山の天気って感じでした。

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いつもこんな感じ ダブリンバスから

留学中、飛行機で英国へ行くことがありましたが、アイルランド島上空は死ぬほど揺れてました。(トラウマになる人いそう..)

 

次回はホームステイ期間を終えて大学寮に移り、授業が始まるsemester1についてから書こうと思います。

 

ブログ初めてなので見辛かったらごめんなさい...